家計簿が続かない理由の一つが、日付、金額、カテゴリを毎回手入力する手間です。レシートを財布へため、週末にまとめて入力しようと思ったまま翌月になることもあります。
写真から収支の候補を作れると、入力の最初の一歩を短くできます。ただし、AIの読み取り結果をそのまま家計簿へ入れるのではなく、自分で確認してから保存することが大切です。
この記事では、さわファミ運営者が開発・運営する「キロカラ」の収支画像登録を例に、1件ずつとまとめての使い分けを紹介します。
写真から登録できる二つのモード
キロカラの収支画像登録には、用途の異なる二つのモードがあります。
- 1件ずつ:レシートや領収書など、一枚の画像から一件の収支候補を作る
- まとめて:通帳、銀行アプリ、カード明細の取引履歴など、一枚の画像から複数件を抽出する
レシート一枚なら1件ずつ、月のカード明細や銀行アプリの一覧ならまとめて、と使い分けます。
レシート一枚から収支候補を作る
「1件ずつ」を選んで画像を送ると、収入・支出、日付、金額、カテゴリ、メモの候補が収支入力フォームへ反映されます。
保存前に次の項目を確認します。
- 収入と支出が合っているか
- 日付が購入日になっているか
- 合計金額と読み取った金額が一致しているか
- カテゴリとメモが家庭の分け方に合っているか
- 誰の支出か、支払い方法が必要なら設定されているか
印字が薄いレシートや折れたレシートは読み違えることがあります。平らな場所で、影を避けて全体が入るように撮影します。
明細から複数件をまとめて登録する
「まとめて」は、複数の取引が並ぶ画像から収支候補を行ごとに作ります。確認画面では、日付、金額、収支区分、カテゴリ、メモを一件ずつ修正できます。
不要な行は「登録する」のチェックを外し、必要な記録だけ一括登録します。読み取り前に画像を切り取り、残高、口座番号、取引相手の個人情報など解析に不要な部分を含めないようにします。
AI入力でも確認作業は省略しない
画像読み取りは入力を助ける機能であり、金額やカテゴリの正しさを保証するものではありません。登録後に集計が合わなくならないよう、少なくとも日付と金額は元画像と見比べます。
同じレシートを二回読み取ると重複登録になるため、登録済みか分からない場合は収支一覧を確認してください。
画像と家計情報の扱いを確認する
解析を実行すると、選択した画像はOpenAIのAPIへ送信されます。画像はキロカラへ保存されず、モデル学習への提供はオプトインされていません。ただし、不正利用やセキュリティ監視のため原則最大30日保持される場合があります。
家族以外の秘密情報、口座番号、カード番号、住所など、解析に不要な情報が写り込んだ画像は送らないでください。家計を編集するには、世帯の「家計管理」編集権限も必要です。
回数上限と失敗時の扱い
AI読み取りの月間回数はプランごとに異なり、1件ずつとまとめては同じ利用枠を共有します。AI呼び出しを開始した時点で一回として数えられ、開始後の通信・解析失敗も回数に含まれます。
画像は20MB以内です。現在の回数上限や切り替え時刻はプラン・利用上限と家計簿・ローンの公式ヘルプで確認してください(2026年10月1日確認)。
まずは一枚のレシートから
最初から一か月分を読み取るより、今日のレシート一枚で撮影、確認、登録の流れを試す方が安心です。慣れてから、明細のまとめて登録を使います。
手入力をゼロにするのではなく、AIで候補を作り、人が確認する。入力の負担を減らしながら、家計簿の正確さも保ちやすい使い方です。