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ミジンコ(大ミジンコ・タマミジンコ)の【培養方法】

  • 2025年8月26日
  • 2025年8月26日
  • メダカ
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ミジンコの主な特徴

種類適温サイクル(羽化/世代交代)主な餌特徴
大ミジンコ18〜22℃約7〜10日で成熟
1〜2週間で寿命
グリーンウォーター、酵母、スピルリナ、粉末飼料大型で観賞魚の餌に最適。低温に強い。
タマミジンコ22〜28℃約3〜5日で成熟
5〜10日で寿命
グリーンウォーター、酵母、細かい餌粉末小型で繁殖が早い。高温にも比較的強い。
蚊(ボウフラ→成虫)20〜30℃卵→幼虫(ボウフラ)3〜5日 ↓
蛹1〜2日 ↓
成虫
有機物(微生物)、水中のデトリタス繁殖力が非常に強い。屋外飼育では制御が必要。

ミジンコ(大ミジンコ・タマミジンコ)の培養方法

ミジンコは観賞魚やメダカの生餌として最適です。大ミジンコとタマミジンコで適温や成長速度に違いがあります。

容器

  • バケツ、衣装ケース、水槽など(屋外なら直射日光を避ける)
  • 水深は20〜30cm程度が理想

  • 水道水は1日汲み置きして塩素を飛ばす
  • グリーンウォーター(植物プランクトンを繁殖させた水)を使うと繁殖が安定

  • グリーンウォーター
  • ドライイーストを溶いたもの(少量)
  • スピルリナ粉末や熱帯魚用人工飼料をすり潰したもの

温度管理

  • 大ミジンコ:18〜22℃で安定(夏場は高温注意)
  • タマミジンコ:22〜28℃で旺盛に繁殖

増やし方のコツ

  • 一度に大量に餌を与えず、少し濁る程度に調整
  • 水が臭うようなら入れすぎサイン
  • 定期的に新しい水を足してリフレッシュ

蚊(ボウフラ)の培養方法

※蚊は外に逃げると近隣に迷惑がかかるため、屋内や蚊帳付きの容器での管理が必須です。

容器

  • 水を張ったバケツやタライ
  • 蚊帳や網で蓋をすること(絶対に逃がさない)

水と餌

  • 池の水、雨水など
  • 有機物を少量(枯葉、米ぬか、魚粉など)
  • 微生物が繁殖し、それをボウフラが食べる

サイクル

  • 卵 → 幼虫(ボウフラ):約3〜5日
  • 蛹 → 成虫:1〜2日
  • 成虫寿命:約2〜4週間(種類や環境により差)

注意点

  • 逃げ出すと害虫化するため、必ず封じ込める
  • 実験目的以外での繁殖は避けることを推奨

ミジンコ(大ミジンコ・タマミジンコ)の培養とメダカ稚魚への利用

ミジンコはメダカの稚魚〜成魚にとって大切な生餌です。種類によって稚魚が食べやすいかどうかが異なります。

  • 大ミジンコ:体が大きく、稚魚にはやや不向き。ただし生まれたばかりの子ミジンコ(ベビーダフニア)は稚魚も食べられる。成魚メダカには最適。
  • タマミジンコ:小型で稚魚も捕食可能。繁殖スピードが早いため、稚魚用の生餌として安定供給しやすい。

👉 メダカ稚魚を育てる場合はタマミジンコを中心に、大きくなってから大ミジンコを与えると効率的。

ミジンコ屋外飼育とボウフラ対策

屋外でミジンコを飼育していると、どうしても避けられないのが ボウフラ(蚊の幼虫) の発生です。ミジンコの繁殖環境は、同時に蚊にとっても理想的な産卵場所になってしまいます。そのため、屋外飼育では必ず「ボウフラ対策」を取り入れることが大切です。

簡単にできるボウフラ対策

100円ショップにある材料だけで、簡易的な防虫カバーを作ることができます。

材料

  • ワイヤーネット(約30cm角を4枚)
  • 結束バンド
  • 目の細かい防虫ネット または 不織布シート

作り方

  1. ワイヤーネットを4枚組み合わせて、立方体の枠を結束バンドで固定します。
  2. その枠を覆うように、防虫ネットや不織布シートをかぶせます。
  3. 出入り口になる部分だけ折り返しておくと、水の追加や管理がしやすいです。
  4. 完成したカバーを水槽やバケツの上にかぶせれば、蚊が水面に卵を産みつけるのを防げます。

ポイント

  • 防虫ネットは目の細かいものを選ぶと効果的。
  • 不織布シートは通気性があり、雨水もある程度通すので便利。
  • 完全にフタをすると酸欠になるので、必ず空気が通る構造にしましょう。

👉 このように「屋外ミジンコ飼育=ボウフラ対策セット」で考えておくと安心です。

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